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タイへの中古家具・雑貨等の輸出仲介方法について

弊社は2018年から現在まで約5年間タイへ中古家具・雑貨等の輸出を行っております。

当初は自社で集めた商品のみをタイへ輸出しておりましたが、自社の実績を活かし、他社様の商品をタイへ輸出仲介させていただく機会が増えて参りました。

現在は年間約200本のコンテナをタイへ輸出しております。


現状では”中古家具・雑貨の輸出”自体不透明な部分が多くございますので、これから輸出を検討されている企業様や販路拡大を検討されている業者様へ弊社のサービスを分かりやすくお伝えさせて頂きたいと思い、本記事を書かせて頂いております。


  1. どのような中古品が輸出できるのか

  2. 輸出できないものや需要のないもの

  3. バーゼル条約について

  4. ワシントン条約その他特例品について

  5. コンテナの出荷に対して必要な環境・設備

  6. どのように準備して積み込みを行うのか

  7. どのように輸出手続きを行うのか

  8. どのように海外から集金を行うのか

  9. 継続的に輸出を行うために必要なポイント

 

1.どのような中古品が輸出できるのか


一般的な家庭で使用されているほとんどの商品が輸出できます。

(家具、食器、キッチン用品、インテリア用品、服飾品、おもちゃ、ぬいぐるみ等)

以下の資料をご参照ください。

※タイと日本では電圧が異なりますので、基本的に家電製品は輸出できません。タイの一部のショップによっては電源を使用する製品(ギターアンプやマッサージチェア等の電化製品)をオーダーされるケースがございますが、その際にはバーゼル条約に基づいた事前準備が必要となります。













以下の状態の家具は基本的に輸出できません。


2.輸出できないものや需要のないもの


基本的に以下の項目に該当するものはタイでは需要がないため輸出できません。



3.バーゼル条約について


基本的にタイでは家電製品の需要やオーダーはあまりありませんが、販売先のショップによっては時折オーダーがございます。その際に日本から家電製品を輸出する際にはバーゼル条約に伴う事前準備が必要となります。

また、大型家電と小型家電では規制や事前準備資料が異なりますのでご注意ください。



4.ワシントン条約その他特例品について


基本的に輸出できない製品や輸出にあたり事前準備が必要な項目をまとめております。

また、他国へは輸出可能でもタイでは需要がない製品も合わせて記載させて頂きます。

出荷品目に混入しないよう、または予め事前準備のご対応をお願い致します。



5.コンテナの出荷に対して必要な環境・設備



1.倉庫の広さ、搬入経路


基本的に40フィートの海上コンテナを利用して出荷を行います。

コンテナとコンテナを引っ張るトレーラーの全長は約16mありますので、大型トラックのサイズが自由に出入りできる搬入経路が必要となります。

倉庫内の広さにつきましてはなるべく100坪以上を推奨致します。

弊社はスタート時は約100坪の広さで月間2本の出荷を行っておりましたが、搬入量によっては倉庫が圧迫されておりましたので、なるべく広い倉庫が好ましいかと思われます。


2.出荷に必要な設備


出荷を行う際、効率よく積み込みを行うためにフォークリフトが必要となります。



6.どのように準備して積み込みを行うのか


基本的にタイへコンテナの価格交渉を行う際に、どれだけ手間をかけて選別や梱包、計量を行い、どれだけ人気商品を多く積み込みできるかによって販売価格は変動致します。

以下では弊社で推奨している出荷方法をまとめさせて頂きますが、必ずしも同じ内容でなければ出荷できないという意味合いではございません。

お客様の対応できる範囲と販売価格を検討し、より良いご提案をさせて頂きます。


1.商品の全体的な構成及び必要な物量について


こちらは弊社で出荷しているコンテナの商品構成になります。

コンテナを横から見たイメージの図解となっております。

物量につきましては、約4tトラック6〜8台が必要となります。


2.家具の出荷準備、梱包について


3.その他雑貨等の出荷準備、梱包について



4.商品の積み込み、写真の撮り方について


基本的に奥行き1m~1.5mの壁を作るように8列〜10列程度に分けて積み込みを行って行きます。

積み込みを行う際は隙間ができないようにしっかりと積み込みを行います。

また、輸送中の破損を防ぐためガラス製品などの壊れやすいものはなるべく上段に積み込みを行うなど工夫が必要となります。

1.空の状態の写真

2.コンテナ番号の写真

3.積み込みライン8列〜10列分

4.右扉を閉めて撮影

5.左右の扉を閉めて撮影

6.シール番号を撮影


5.積み込みリストの作成について


積み込みを行う際に品名、積載数、重量が必要となります。

弊社で雛形を保有しておりますので、各項目に沿って記入をお願い致します。



7.どのように輸出手続き行うのか


弊社では"第一種貨物利用運送事業 外航海運:国総国物第242号"を保有しており、他社様の商品の輸送手続きを代理して行うことができます。

よって出荷〜輸出〜販売に必要な手続きを弊社で一貫して行うことができます。


1.商品構成、販売予定額の打ち合わせ


商品構成の内容、想定される積載重量を考慮しておおよその販売価格を打ち合わせさせて頂きます。

正確な販売価格につきましては商品の重量が必須となります。

商品の計量は港の台貫を利用することが多いため、積み込み後1~2日間お時間が必要となります。

基本的にタイへ販売を行う際、最低積載重量は8,000kg以上が必要となります。

重量が重く、タイで需要の高い商品構成となればなるほど販売価格は上昇します。


2.積み込み日時の指定、輸送手配


ご希望の積み込み日時のご連絡を頂き、弊社で陸送手配、本船の予約を行います。

作業予定日の5日前迄に作業確認書をご送付させて頂き、積み込み期日内に積み込みを行って頂きます。


3.商品の積み込み


こちらの工程に沿って積み込みを行って頂きます。

基本的に1日で積み込みを終えて頂いた方が輸送コストは安くなりますので、販売価格は多少上がります。

数日間かけて積み込みを行うことも可能ですが、若干輸送コストは上がり、最長でも3日間迄に積み込みを終える必要がございます。

関東圏内では切り離し(コンテナをトレーラーから切り離して後日回収する輸送方法)を行っても高額な費用は発生しませんが、地方港では1日の切り離しで輸送費が2倍になる可能性もございますので、なるべく1日間での積み込み作業を推奨致します。


4.通関書類の作成


お客様に積み込みをして頂いた写真、リストを弊社へ提出して頂きます。

頂いた資料を元に弊社で通関書類の作成、写真の提出等全ての手続きを行います。




8.どのように海外から集金を行うのか


未集金リスク、輸出手続きの簡素化に伴い、原則弊社が荷主として輸出をさせて頂いております。

毎月国内の様々な港からタイへ輸出を行っており、タイからお客様へ都度送金を行うことが難しいため、集金を全て弊社で取りまとめさせて頂いております。

よって、お客様へは商品積み込み後数日以内に弊社から商品代金をお支払いさせて頂いております。


1.商品代金のお支払い


当初の予定通りの商品構成、想定重量を満たした時点で弊社からお客様へ商品代金をお支払いさせて頂きます。

内訳につきましては、販売価格-輸送コスト-弊社手数料=商品代金となります。


例:販売価格が130万円の場合

販売価格130万円-輸送コスト25万円-弊社手数料10万円=商品代金95万円

上記の販売価格の場合、95万円をお客様へお振り込みさせて頂きます。


2.輸送コストについて


お客様の所在地、為替レートによって輸送コストは異なりますが、おおよそ20万円〜35万円ほどになります。

作業場所のご住所をご連絡いただければすぐにお見積りさせて頂きます。

※コンテナの不足や燃料費の値上げにより大きく変動する場合もございます。


3.弊社手数料について


基本的に初回から品質が安定するまでは出荷の際に立ち合いをさせて頂いております。

弊社は埼玉県深谷市に所在しており、関東圏外へ立ち合いをさせていただく際は10万円頂いており、継続してリモートで出荷を行っていただける場合は5万円を頂いております。

その他、輸送手配のみを行う場合は更にお安くお取引をさせて頂いているケースもございます。


9.継続的に輸出を行うために必要なポイント


品質や認識の違いによる様々な問題点や改善点、並びにコロナウイルスの影響による需要の変化など臨機応変に対応しなければいけないケースが多々ございます。

弊社では常にタイ側と情報の共有を行い、継続して輸出を行うために必要なご提案をさせて頂いております。

以下ではコロナ禍による需要の変化資料をまとめさせて頂いております。
















以上長々となってしまいましたが、弊社のサービスをご説明させて頂きました。

些細な疑問でも構いませんんので、お気軽にお問い合わせください!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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